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2020年建築士2級学科試験の動画解説まとめ!計画・法規・構造・施工の難易度は?

2020年7月に令和2年度建築士2級の学科試験が実施されました。コロナ禍の影響のもと、試験に臨まれた受験生の方おつかれさまです。

あともうひと踏ん張り。それは試験のフィードバックです。来年の試験に臨まれる方や、1級建築士を目指される方などさまざまですが、本試験の分析をしておくことで、その後のアップが期待できます

資格娘
動画解説などでチェックをおすすめします

2020年度学科試験の難易度は標準的?

2019年度の学科試験は難易度が高かった反動でしょうか、2020年度学科試験は(科目により多少違いはあるものの)全体的には標準的な難易度となったようです。

そして大手スクールを中心に科目別(計画・法規・構造・施工)の難易度分析をしています。このようなプロによる分析もぜひ活用してください。


(画像はイメージです)

動画解説まとめ

ここからは、本題となる令和2年度の学科2級の動画解説をまとめます。各予備校共にスクールを代表する実力派講師による分析講義です。

資格総合学院

前半と後半の2部構成になっています。

日建学院

試験日当日の夜にライブ収録された解説講義です。速報性がある一方、より細かい出題分析などは、後日に実施される分析イベントなどを利用してください。

計画・法規・構造・施工の講評(出題傾向と難易度分析)

ここで各科目の難易度分析をしておきましょう。日建学院のホームページに全体の分析(総評)ほか、科目別の分析がされています。

総評
本年の学科試験を分析すると、「計画」については、計算や図の問題は少なく、本質を問われる問題が多くみられました。「法規」については、「法改正に関する問題」も含まれており、内容を正確に理解する読解力が試される内容でした。「構造」・「施工」に関しては、例年に比べて過去問題が多く、得点しやすい内容であったと思われます。

試験当日の受験生の感想でも、構造・施工については比較的解答し易く、計画と法規がやや解答しづらかったとの声がありました。本年は、全体的に取りこぼしが致命傷となる試験だと思われます。

計画
標準的な難易度だが、本質を問われる新規枝が多い内容でした。また、昨年に引き続き、計算・図問題は少ない出題でした。正答枝については過去問題が主体ですが、正答以外の枝では新規や応用問題が多く見受けられました。

「No.4(室内の空気環境)」、「No.16(各部寸法及び床面積)」の問題は、難易度の高い問題でした。建築史(No.1)、計画原論(No.5、7~10)では、よく出題される用語でも新規の内容についての問題が見受けられました。学習量で差がつく試験だったと思われます。

法規
建築基準法が20問、関係法令が5問の出題でした。全体的に、標準的な難易度の試験でした。

法改正に関する問題は、「No.2(確認済証)」、「No.9(防火区画等)」、「No.19(防火地域・準防火地域)」が出題されましたが、難易度は易しく、解答できたのではないでしょうか。

また、「No.3(手続き融合)」の枝2が新規問題、「No.20(雑則)」の枝2と枝5が新規問題であったため、難易度が高く、悩んだ受験生も多かったと思われますが、これら以外は、解答枝は過去問題を理解できていれば、解答できた問題であったと思われます。

構造
力学6問、各種構造13問、材料6問の出題でした。「力学」の6問は、過去の定番問題が主体になっていましたが、「№4(静定ラーメン)」は、解答を導きにくい内容でした。

次に、「各種構造」については、やや難しい問題もありましたが、多くの内容は過去問題からであり解答が絞りやすい内容でした。次に「材料」については、「No.24(ガラス)」については、ガラスの特徴や性質について、正確に理解できていないとやや難しい内容でした。

全体としては標準的な難易度でしたが、多くの解答枝は過去問題からの出題となっており、それらがしっかり整理できていたかどうかで差がつく内容であったと思われます。

施工
「№15(木工事)」、「№18(左官工事、タイル工事・石工事)」、「№23(測量)」などで新規枝が正答枝として出題されました。

特に「№23(測量)」では、初めて「測角誤差の計算」が出題され、目新しく感じたと思われます。

他の問題でも新規枝が多く出題されましたが、例年に比べて、過去問題や過去問題の応用が正答枝として多く出題されており、過去問題が十分理解できていれば、得点できる内容でした。全体の難易度としては、標準的な難易度であったと思われます。

徹底検証ガイダンス
(以下、省略。続きは日建学院ホームページでご確認ください。)

参考
2級建築士学科試験 解答速報 | 合格を目指すなら日建学院
2級建築士学科試験 解答速報 | 合格を目指すなら日建学院

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【まとめ】学科試験の分析を済ませたら、すぐに設計製図対策を

ここまで2020年7月に実施された令和2年度建築士2級学科試験の難易度ほか出題傾向などまとめてきました。

学科試験を受験された方は、難易度や合格ライン(合格推定点)など気になるところですが、フィードバックは効率的に行い、できるだけ早く設計製図対策に取り組みましょう。

そして各大手予備校を中心に設計製図課題対策の無料ガイダンスを予定しています。このような無料イベントの受講もおすすめです。ぜひ活用して合格に役立てましょう。

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